SR-2マシン製作 Extended Ascension 補強
SR-2製作のために入手した「Mountain Mods Extended Ascension CYO」は、
そのままでは、剛性不足です。フル水冷化した内蔵物を入れて、展示会等に持っていったら、
ケースも内蔵物も壊れるでしょう。そこで、安心して使えるケースに改修することにします。
こちらが、補強のためのLubicフレームの全体です。水冷用ポンプを5系統
搭載できるようになっています。重い電源を搭載しても、リアパネルに負担を
かけないように柱を作ってますし、M/Bプレートをフレームと固定して、
ガタはありません。
次に、フロントパネルの補強です。
わかりにくいですが、ファンと、5インチベイの間にLublicフレーム448mmを入れています。
4箇所のネジ止めとしました。これで、格段に剛性が増します。
ラジエタと、10機の5インチベイ用パーツを入れると、ぐにゃぐにゃで不安ですが、
これで安心感が増します。ノーマルの考え方は、ファンや、ラジエタ、5インチベイ用パーツを
取り付けることで、剛性を出す思想と思いますが、いざ、取り付けてみると、弱いです。
次にリアパネルです。
フロントパネルと同様の措置です。こちらは、3kg以上の電源を積むことを考えると、
補強が無いと、車で移動させると曲がるのではないかと思われましたので、フロントより
補強が大事と思います。M/Bの支えは、純正でも足で重量を支える設計ですから、
あまり負担はかかりませんが、まっすぐなパネルに固定したい気持ちになりますので、
補強を入れた方が良いと思います。
ノーマルのM/Bバックパネルです。後方から中間にかけては、折が入っていますが、
前方にかけて折がありません。ここで曲がってました。梱包によるストレスです。
とりあえず補正してまっすぐにしましたが、とてもではありませんが、コンニャクみたいな、
バックプレートに安心してM/Bを固定できません。SR-2はそれ自体の反りに弱いと聞きます。
スポンジや、ゴムの上で動いていたのに、M/Bをケースに入れると調子悪くなるという話が
あります。もちろん、確証はありませんが、触ってみると大きすぎて、ぐにゃぐにゃしますから、
曲がるとパーツの接触不良を起こしそうな不安感はあります。また、CPU、メモリ周りは、
部品のためネジ止めしない設計になってますから余計に曲がりやすいです。
従って、頑丈で、平面がきちんと出たバックプレートに止めないと論外と言えるでしょう。
こちらが、Lubicで補強を入れたところです。左右に前から後ろまでフレームを入れて、
真ん中に梁を入れています。この真ん中の梁は、ケースのフレームとネジで締結します。
次に本体です。
四角いフレームを中心に、フレームの下にはポンプを固定できる柱、後方には、
電源を支える柱、上部のタカラは、ちょうどM/Bのバックプレートを水平に固定できる
高さに調整して位置を決めています。前後のパネルの下側には、360サイズのラジエタを
各1機搭載します。GPU冷却用です。(とりあえず稼働は、前ラジをCPUに回しました。)
底は6箇所でLubicフレームをネジ止め固定し、面積が大きな底板の剛性を
大幅にアップさせています。余談ですが、キャスターは、DIYショップで買ってきた、
Φ50のストップ付きのものに換装しています。写真は付属のものですが、
展示会でこんな重たいものが机から落ちたら目も当てられませんので変更しました。
こちらは、M/Bのバックプレートを取り付けたところです。だいぶ部品が載っています。
本気のSR-2マシンらしい、ケースになりました。
最後に、Lubicの検討図を掲載します。初期検討のものですから、
実際は、あれこれやるうちに、少し変更があります。参考程度に。
次回はいよいよ、SR-2の水冷化です。
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