2011年7月14日

Windows 7杯 自作PCの祭典 2011真夏の省電力スペシャル エントリー

◆エントリーのページ

http://www.dosv.jp/contest/7eco/entry/detail.php?id=915

 

◆エントリー部門

【Windows Home Server 2011部門】にエントリーします。

このサイトのサーバはPentium M1.7GHzで、24時間稼働で、5年動かしているマシンで、
そろろそ入れ替えを考えて、Sandybridge Mobileマシンを購入しました。
帰宅して、このイベントをネットで知りまして、HomeServer部門でエントリすることにしました。
実運用はCentOSで、HTTP、MySQL、PHP、Perl、javaといったWebサイトなのですが、
これで、Windows Serverを動かしたらどうなるか、やってみました。
結果は、近未来のHome Serverのスタンダードになりえるプラットフォームです。
パワーが欲しいときはガツッと回りパフォーマンス部門クラスで、アイドル時は、
究極省消費電力部門でも通用する低消費電力です。個人向けサーバには
良いと思います。現在でも、映像配信、ちょっとした、データ変換にも耐えられますし、
AVXや、ある程度のパワーのGPUを搭載しているCPUは、サーバS/Wが対応すれば、
省消費電力でかなりのことが個人の環境で実現できることでしょう。

MS01.JPG
 

◆エントリーマシンの構成パーツ

マシン名:MS01(Mdedia Server 01)

CPU0/1CPU Core i5 2540M TDP35W@2.6GHz(100MHz×26)
S/N(ロット) #35044694A1143
M/BiBASE MI956F QM67プラットフォーム
MEMORYSAMSUNG DDR3-1066 4GB x2
 DDR3-1066 4GBx2 計8GB
SSDSystem SSD : 120GB
 Intel SSD 510 120GB (SSDSC2MH120A2K5)
バックプレーンCENTURY CERS25-BK (2.5"x2)
DATA HDD(RAID 5)HGST HTS547575A9E384 750GB x4
バックプレーンCENTURY CRIB25EU2 改(2.5"x4 RAID 0,1,3,5)
光学ドライブPioneer DVR -TD09
ビデオカードCPU内蔵 Intel  HD Graphics 3000 (650/1300MHz)
ケースA-ITX-200P300V2改
電源Mini-box.com PWR-PICOPSU-90-XLP + 80W ACアダプタ
サウンドオンボード Realtek ALC892
冷却系 
CPUクーラーREGO RG1100改
 4cm⇒6cm変換版金。ワンオフ部品
 RiteUp RFA68 エアーインテーカー(6cm⇒8cm) 
CPUファン山陽 SF8-S4 (Φ80mmx25mm 2000rpm)
SystemファンXINRUILIAN RDL8025BL (Φ80mmx25mm1600rpm)
その他 
光学ディスクマウントSILVERSTONE SST-TS03改
SFXメクラ蓋OLIO SPEC オリジナル(2011/8/21)
eSATA増設コネクタFREEDOM PUG-21ES
モニターDELL 2407FP(1600x1200)

 

◆使用OS

Windows Home Server 2011 DSP(64bit)

やはり、実際にさわってみないと解りません。単にダッシュボードが動くHom Serverの
レベルで無いと思います。

◆エントリーマシンのワンポイントアピール

★パワー不要時は低消費電力、欲しいときにはハイパワーが得 られる近未来仕様ホームサーバ
 ・Core i5 2540Mによるある程度高性能、消費電力を高次元でバランス。
 ・組込向けモバイルプラットフォームの採用により、高信頼性、低消費電力を実現。
  (SSD、HDD、光学ドライブ、ACアダプタ化)
 ・メインSSD+データHDD RAID5により、ストレージ性能をサーバ仕様として、ある程度高速、
  ホームサーバレベルで最低限の容量、信頼性、低消費電力を実現。
 ・静音8cmファン2機により、消費電力の増加を抑え、40℃近くまで上がる夏場の締めきった部屋で
  24時間稼働できるレベルの冷却と、安眠を妨げない静音性を実現。
  (CPUクーラーを4cmファン⇒8cm化)
 ・ホットスワップベイにより、定期的な起動ディスククローン作製の容易化、エンタープライズサーバと
  同等の障害時のメンテの容易性を実現。
 ・Mini-ITX+小型ボディーで省スペース化を実現し、用途により数台並べて運用することを配慮。
  ついでにスタイリッシュです。

 appearance.JPG 
 

◆CPU Core i5-2540M(CPU-Zのデータ)

 個人向けとしては、2コア 4スレッドでも、かなりのパフォーマンスが出ているように感じます。
仮想マシンを何本も動かしたり、数十からのユーザーでシェアするわけでもなければ、
分散コンピューティングのような演算パワー勝負の世界でも無いです。
であれば、メンテ等でサクサク動かしたいから、コア数が多いより、クロックが高め方が適切でしょう。

 このCPUは、デスクトップ向けのローエンドや、LV系とは違うメリットがあります。
HD 3000 GPUを搭載しているため、GPUの基礎能力は2600K等と同じです。
仕様の違いは、実行ユニットの数が倍半分の差です。
S/Wの対応次第ですが、欲しいときには、GPUパワーがワンランク上の近未来仕様です。

 HD Graphics 2000HD Graphics 3000
Execution Unit(実行ユニット)6基12基

 省消費電力サーバ向けということで、TDP65W以下、内蔵GPU有りの条件で、
良さそうなCPUをintelのデータベースから調べた結果です。
 
CPUFrq
(GHz)
TB
(GHz)
Chache
(MB)
C/TTDP
(W)
GPUGPUFrq
Base/Max(GHz)
Core i5 2540M2.63.332/435HDG 30000.65/1.3
Core i7 2710QE2.13.064/865HDG 30000.65/1.2
Core i5 2500T2.33.364/445HDG 20000.65/1.25
 Core i5 2405S2.53.364/465HDG 30000.85/1.1
 Core i5 2400S2.53.364/465HDG 20000.85/1.1
Core i5 2390T2.73.532/435HDG 20000.65/1.1
 Core i3 2100T2.532/435HDG 20000.65/1.1
 Xeon E3-1260L2.43.384/845HDG 2000 0.65/1.25

参考までに、性能が高い2600Kと、 GPUが内蔵されていればよいと思ったXeon E3-1220Lです。 

CPUFrq
(GHz)
TB
(GHz)
Chache
(MB)
C/TTDP
(W)
GPUGPUFrq
Base/Max(GHz)
Core i7 2600K3.43.884/895HDG 30000.85/1.35
Xeon E3-1220L2.23.432/420

CPUZ_MS01.jpg

 

◆M/B iBASE MI965F QM67 Mobile-SandyBridgeプラットフォーム

 これまでも、私の24時間サーバには、Pentium M( Dothan) + intel 855GME+ICH4
Mobileプラットフォームでしたが、そろそろ、消費電力とパワーのバランスで大きく進化したと思う
SandyBridgeに入れ替えを考えました。
 対象Serverは、Domein Controller(ActiveDirectry, NTP, DHCP,WINS)(マシン名:DC01)の
Windows Server 2003R2マシンと、Web Server(http,SMTP,POP,DNS,NTP)(マシン名:www)の
Fedora 8マシンです。手始めにWeb Serverを考えていましたが、今回のコンテストをきっかけに、
Winsows Serverについて検討してみました。
 これらは、エアコンを切った真夏の締めきった部屋で、24時間稼働に耐えられる仕様で、
消費電力が低く、静音性がある条件で製作し、このサイトという実績もあります。
http://www.myme.mine.nu/blog/digilog/2009/01/server-pc.html

 これの入れ替えにピッタリのM/Bを見つけてしまったので、今回の自作となったわけです。
選択は、iBASEのSandyBridgeプラットフォームQM67搭載のものです。目的が組み込み機器向けで
一般のM/Bに比べて作りが高耐久性が求められている製品ですからぴったりです。

・CPUクーラー
 使い心地は、ごく普通のM/Bですが、CPUクーラーは問題になります。
選択の余地が無く、標準付属の4cmFan(12V 0.13A)で高速で回すものしかありません。
しかし、これは、無理やり解決することにしました。
 静音性、高耐久性を実現するため、付属の4cmファンから、山洋の8cm 2000rpm 23CFM 16dB
というものに変えています。
 4cm⇒6cm変換のワンオフ板金に、シュラウドで6cm⇒8cmとしています。空気を送る方向は
吸い出しとしています。吹き付けですと、シュラウドとクーラーのフィンによる大きな圧損のため、
吹き返すだけで効率が良くありません。吸い出しにして、シュラウド内の気圧を下げて、
大気圧との差で空気を流す構成の方が良いように思います。

・問題点

・SATA 6Gbpsポート
 BIOSの改善等で解決されると思いますが、intel D510 SSDがSATA6Gbpsで相性が出て、
認識が悪かったり、ディスクエラーが出て、3Gbpsポートで使っています。
 これが、6Gbpsポートで動いたら、PCMark 7のスコアを、更に積めるのではないかと
思います。
 また、ポートマルチプライヤの仕様の問題と思いますが、6Gbpsのポートと、Centuryの
RAID 5 Boxも相性が悪かったです。
組み込み系メインのボードなので、後者は仕方がない気がしますが、 信頼性と性能で選んだD510との相性はなんとかしてもらいたいです。
ま、3Gbpsで使っても、体感、実運用では低消費電力かつ激速です。

エントリの後、再度、マシンや部品を分解して、各種パーツの変更等を行いました。
ホットスワップベイを外して、外置きとして、ケーブルをなるべくストレートにしても症状は
変わらずでした。ホットスワップベイを取り除き直接配線にて正常動作し、
M/Bの問題ではないことがわかりました。
ケーブルは6Gbps対応の15cmの短ケーブルを使用していましたがこちらは問題がありませんでした。

ホットスワップベイでの問題はこれが初めてです。そこで、分解してみましたが、
CENTURYのホットスワップベイの基板は、2枚構成で、コネクタによる接続がされており、
信号ラインの折れ曲がりがあり、や距離が長いです。(高周波信号を扱うには不利)
SR-2マシン、メインマシンで使っているものは、単一基板で、表面裏面に入出力コネクタがあり、
これらを結ぶだけの単純なものでしたから問題が起こらなかったのかもしれません。
CENTURYのものも回路自体は同等と言えますが、回路長やコネクタの接続のための
折れ曲がりが異なると言えます。3Gbpsであれば使えるので、このままでもよいのですが、
時間があれば、ダメもとで、配線を切って、SATAケーブルを分解して、直接出口まで配線する等
をやってみたいと思います。(2011/8/21)

HotSwap_Bay.JPG

・サウンドチップ
Realtek ALC892のドライバは、WHS2011の標準ではインストールされません。
これは、他の方も同じ現象が出ていると思うのですが、USB、イーサーネットドライバ等のように、
M/Bに付属しているWindows7ドライバをインストールしましたが、途中でエラーが出て、
上手く行きませんでした。
しかし、REALTEKのHPへ行って直接ドライバを落とすと上手く行きました。M/B固有の
チューニングがされていない御本家のドライバですが、認識しないよりましです。

Vista, Windows7 Driver(64bits) Driver only (Executable file) R2.63

http://www.realtek.com/downloads/downloadsView.aspx?Langid=4&PNid=24&PFid=24&Level=4&Conn=3&DownTypeID=3&GetDown=false#High Definition Audio Codecs

・1000BASE-T Ethernet
第一ポートは、intel 82579LMドライバが認識できました。
第二ポートのintel 82583Vに関しては、何故かintelのサイトから、落としたドライバでも
認識できていません。時間が解決してくれると思いますが。。。
しかし、これは、サーバ用途ですと、ルーター機能、ファイヤーウォール機能を構築するために
第二ポートが欲しいユーザーが多いと思いますので早急に解決したいところです。

iBASE956F.JPG
 

◆RAID5のHDDストレージ

 Home Serverなわけで、データストレージ機能が無くとも成り立つコンパクトPCとは違います。
省消費電力と言う意味ではどうしても不利になるわけですが、少しでも消費電力を抑えるために
2.5" 750GBx4 RAID5の構築で2TByteを実現し、2Tbyteの3.5”を回すより電力を低く抑えつつ
冗長性を持たせることにしました。最近の3.5"は、かなり電力を抑えられていますが、5Vしか使わない
2.5"インチ系は、省消費電力の基礎性能は良いと思います。

 2.5"の信頼性は?と言われそうですが、私の24時間稼働のサーバでは、まだ一機も壊れていません。
5400rpmの物を選んで排熱をきちんとすれば、同じ2.5"でも15000rpmで回すSASドライブで、
常にアクセスしっぱなしのデータセンタのHDDとは世界が違いますから、大丈夫と思います。

選択したCENTURYのRAID5のBOXは、アクセスしないとスピンダウンしてアイドル状態になるので、
そこそこの省消費電力機能があります。理由はわかりませんが、突発的電気を食うことがありますが、
定常的には2.5"HDD+αな感じです。
 基板自体のアイドル消費電力は4.5Wですから、PCのスリープ状態より悪いので値段相応かと思います。
処理速度は、前回までの7杯でエントリしたマシンに搭載している最速RAIDカードと比べれば、
子供と大人の差がありますが、消費電力にこだわりたい常時稼働の個人向けのサーバとしては
面白い選択と思います。一応ハードウェアでRAID5を実現していますし、最上位から比べれば、
価格も1/20以下で導入可能ですからお勧めパーツです。

 標準搭載されていたFanは、回転音にゴロツキがあり、耳障りな音がしていたので、若干電気を
食わず、長持ちするボールベアリングファンに交換しました。24時間サーバをこれまで数機稼働
させてきましたが、安物のFanはNGと考えています。結局、うるさいし、壊れています。修理も
面倒です。この経験から、最初から静音、高耐久のものに変えた方が良いと考えています。

Fan_Change.JPG

 

◆電源

これは、ケース付属のものでは、やはり効率が悪いです。
このような、省消費電力プラットフォームに100Wを超える電源は必要が無いですし、
実際に稼働させるときに効率が良い領域で使えません。
そこで、PICOに交換です。これは効率が良く消費電力を抑えられます。
省消費電力プラットフォームにお勧めの逸品です。

Internal_PICO.jpg

 

◆ケース

 とにかく、小型で、Mini ITXが入って、2機の2.5"ホットスワップベイと、光学ドライブが入れば良い
というだけで、お店にあったもの買いました。
結果、CPUファンを大型化すると、デスクトップ向けの光学ドライブが入らないことと、
電力を抑えられるためMobile光学ドライブを搭載することにしました。
 フロントカバーと、ドライブのトレイの干渉をクリア出来たのは、SilverStoneのドライブベイでした。
USBポートと2.5"ホットスワップベイは外して搭載し、フロントカバーの扉は、マグネットで止まるように
改造しました。デスクトップ向けの光学ドライブのトレーを想定した自動開閉機能は無くしましたが、
簡単に開閉でき、実用上問題なく、見た目にも改造してあるかどうか解らないようになりました。
 3.5”ベイは、2機の2.5"ホットスワップベイを搭載しました。サーバはメンテを考えて、やはり、
これでないと。ただ、ネジが上手く合わず、削って取り付けました。
一見何もいじって無さそうですが、ポン付け出来たパーツが、、、、無い。

Optical_Bay.jpg


・エアーフロー
ケース内では、CPUクーラーが空気をかき混ぜますが、ケース内外のエアーフローを確保
することが、高い環境温度での24時間稼働で、部品の耐久性、信頼性を確保するためには、
必須です。従来プラットフォームでも、CPUクーラーだけでなく、強制排気ファンを追加していました。
今回は、ケースに標準で、ファンが付いていたので、静音性と風量を確保した部品へ交換で
対応しました。電源ファンは、、ACアダプタ化で、無くなりましたので、トータル静音の8cmファンx2での
運用としました。
mi965f_internal_1.JPG

◆電力セッティング

 OS等によるCPU、GPUパワーを抑制するセッティングはやらないのが基本方針です。
これをやるなら、下位の消費電力が小さいプラットフォームを選択すればよいと思うからです。
欲しいときにパワー全開ができ、そうでない時は、省消費電力というのが今回のテーマです。
サーバーとはいえ、データセンタに設置していてCUIしか使えないという環境で無いわけですから、
エアロONにして、メンテ等で画面を見た時も最新OSのルックスとしています。これも、
アマチュアが使うサーバとしては、大事なスペックと思います。
(常時GPUを高負荷で使うわけではないので、消費電力への影響度は小さいように思えます。)
タイマーOFF設定は、モニタ電源OFF、HDDアイドルを設定して必要外の電力を抑制しています。
 

◆PCMark 7

 省消費電力かつスコアがテーマですが、 スコアに貢献しているパーツは、CPUとSSDです。
現状のPCMark7最強は2600KのOC+SSD+外部GPUと思われますが、やはり消費電力が
違います。
24時間稼働向け省消費電力サーバとしては、ここは妥協するのが正解と思います。
それにしても、2C/4T@2.6GHzのCPUと一機のSSDで4000台ですから驚きです。
 改めて、省消費電力マシンの構成で、普通に使う分には十分すぎるパワーが得られることを
実感しました。

 省消費電力とのバランスがテーマなので、論外になってしまいますが、PCMark7勝負となると、
全リソースが使えず、コア辺りの能力が若干劣るのでi7 990Xでは、不利の状況で、
990X+RAIDカード(HDD)、5GHzOCでトライをやってますが5800台でした。
 SSD+もう少し仕込みをすれば6000ちょっとかな〜、と、ここまでです。消費電力も半端でないです。
PCMark7では、Sandyは素晴らしいバランスです。だから、最高というわけではないです。
 スパコン等の大型計算機は置いておいて、パソコンとして使えるマシンのを条件にすると、
マルチコアがフルに使えるアプリでは、所詮4C/8Tの2600Kは仕様通りの演算パワーしかなく、
上は、6C12Tの990X OC、その上は12C24TのX5680やX5690のOCです。
 消費電力、パワー・・・何を重視するかによりますので、全てが最高というものは、無いですね。

 本マシンの消費電力当たりのスコアは、
1WあたりのPCMarkスコア:58.6
でした。PCMark7自体フルロードがかかるベンチではないし、GPUの貢献度が低いので、
消費電力セッティングにより見せようはあると思いますが、あえてやりません。
 OCCTによる消費電力の項目は参考までとのことですし、サーバーとしての待機時の消費電力が
低く抑えられていたので、欲しいときのために、マシンのフルパワーを使える設定で行きます。

 将来欲しくなる時とは、高解像度でGPGPUやAVXを使って、リアルタイムでエフェクト処理、
ノイズリダクション処理、フォーマット変換等をやりながら映像等の配信を行うといったことでしょう。
既に、PogoplugというS/Wで、スマホ向けデータにリルタイム変換して配信を実現しています。
スマホ向けのデータは画質、データ容量も小さいから、本マシン程度のCPUで十分のようですが、
そのうち、家庭内向けの高画質データでも同様の処理をする機能が、GPGPUやAVXを使って、
実現されていくのではと思います。どんなデータでもHD画質で、クライアントが対応する
フォーマットへリアルタイムエンコしながら配信とかで効率が良さそうです。

PCMARK7_MS01.jpg
 

◆消費電力

・高負荷時の消費電力
 高負荷時の消費電力のデータですが、レギュレーションの安定状態のデータとしました。
OCCT起動後、電力が増え、変動が落ち着いて、定常状態になってからのデータです。
 最初のうちは、熱に余裕があるため、TBが効いて3.1GHzで動いていますが、
直ぐに、定格クロックまで下がって、ここで安定といった挙動でした。2コアまでに負荷がかかる
だけですと3.3GHzで動いてました。
 たいした熱量ではないので手持ちの水冷ユニットで冷却すると、TB状態を維持できるかもしれません。
もちろん、省消費電力サーバの制作が今回のお題ですのでやりません。おバカすぎるトライを
期待されても困るので、念のため。

 インプレス社の本祭典エントリ方法に載っているOCCTのスクリーンショットは、
HyperThreadingのチェックボックスが外れていますが、本エントリは、チェックを入れています。
「主旨は、デフォルト状態でテストしてもらう」とのことでしたので、私の環境では、チェックボックスに
チェックが入っていたので、そのまま実行しています。OCCTのワークユニットの機能次第ですが、
この条件違いで、HT付きCPUの消費電力値は、二分しているかもしれませんね。
ま、あくまで参考とのことですから、深く考えないことにします。

 OCCT_Full_Load.jpg

 i5-2540Mは、GPUクロックが1.3GHzで動かせるため、ある程度電気を食います。
逆に必要な時にはパワーをかけられるということで、消費電力値のデータを良く見せるために
OS設定等で負荷を抑える設定はしてません。もったいないです。PCMark7等を動かしても
このような消費電力になりませんので、通常の運用ではエコです。
 分散コンピューティングをやれば、これ以上の消費電力値を叩くでしょうが、このマシンの目的では
ないので、やりませんので良いでしょう。分散コンピューティングの世界では、こんなパワーが無い
マシンでは計算時間が長くなり、私としては運用効率が悪いので論外です。

MS01_OCCT.JPG

・アイドル時の消費電力 

RAID5 HDDを外すと、16W台と、省消費電力miniPCレベルです。ストレージのハードウェアRAIDの
基板がある程度電気を食うようでアイドル時が4.5W程度なので、これを加えた21Wが
寝ている時の消費電力です。ただ、Server OSのため、色々なサービスが動いたり止まったり
しますので、なかなか、寝ている状態にならないですね。

MS01_Idle.JPG


・スリープ時の消費電力

 スリープ時は、意外と電気を食っています。メインユニットが3.2Wで、HDDが4.5Wになりますので、
7.7Wでした。サーバですから、スリープは基本使いません。
(サーバーのシャットダウンメニューもスリープは隠れています。)
なので、この数字へのこだわりは特に無いです。電源を落とすと、メインユニット1.8W+HDD 0Wに
なりますから、全く使わないなら、シャットダウンが良い結果でした。
MS01_Sleep.JPG


・省消費電力ミニPCとして運用したらこの程度で済みます。
サーバ目的でなく、省消費電力ミニPCとしての運用なら120GBのSSD一機で十分運用できます。
この条件で調べた消費電力は以下になります。本体の省消費電力性はかなり高いと思います。
MainUnit_Only.jpg

 

◆Windows HomeServer 2011


このOSは、思った以上です。Home Server部門エントリのためではなく運用まで考えたくなりました。
基礎はServer 2008R2そのものと簡単に表現されていますが、内部を見ると、エンタープライズ仕様
のサービスがそのまま使われていて本物でした。

 ・証明書サービスやIISが、まんま動いています。
 ・WINS、DNS、DHCP、SMTP、多分NTPも行けるでしょう。

 こうなると、Acticve Directoryを動かしたいという理由がなければ、Home Server 2011で、
内外に向けた、サーバーが構築できてしまいます。
(ま、外向けサービスは、私の主義でLinuxで作りますから内向けサービス限定ですが。)

 注意ですが、この証明書サービスが動いているため、インストール時にワークグループ名を
一度設定してしまうと変更不能です。変更の方法は、一度、証明書サービスをアンインストールて、
ワークグループ名を変更した後、証明書サービスを再インストール&設定すれば良いです。
この証明書サービスによる証明書に設定不具合があるとダッシュボードが動きません。
これのトラブルをネットで見かけました。上手く設定すると、ドメイン参加もできるかもしれません。
私の場合、証明書サービスをアンインストールしてしまったのですが、最初の構築時のデータが、
残っていますからこれを、利用することで乗り切ってしまいました。
(条件によっては上手く行かないかも。)
この証明書サービスの設定は専門知識が無いと、さっぱりわかりませんから、
素人は手を出さない方が良いでしょう。どうしても、ワークグループ名を変えたくなったら、
OS再インストールをお勧めします。

 こんなサーバーが良いかもしれません。構想が膨らむOSでした。
Windows Server 2008上にActiveDirectory(DNS含む)+DHCP+WINS+NTP
これの仮想環境にWindows Home Server 2011と色々なアプリによるサービス。
これを作るにも、本マシンで、十分です。マシンの数も増えずエコですね。

・SSD上にHome Server をインストール
Windows Home Server 2011は、普通にインストールするには、160GBの容量が必要です。
したがって、本システムのように、システムSSDが120GBでは、要件を満たさずインストールできません。
このシステムでは、USBメモリをBoot可能状態として、購入したDVDのイメージを書き込んだ上で、
自動応答ファイルを書いて、USBメモリからインストールしています。
その際、前述の理由で、オプション設定扱いなのですが、ワークグループ名は、
最終形態の名前を記述することをお勧めします。

・Active Directry環境との関係
自宅にADを立てているユーザは、3σの外で、問題ないと思いますが。。。
私の環境のように、ADを立てている場合、Domainのリソースは扱えません。
ユーザーやコンピュータの管理をADで一括管理等ができないので、2重管理になってしまいます。
最初のサーバの初期設定の所で、ドメイン参加させているメインマシン&ユーザでで作った、
ホームネットワーク環境(WORKGRUOP環境)を登録しようとして怒られました。
これを削除して、再度ホームネットワークを作り直しました。当然ではありますが、一応。。。

注意:Windows Home Server 2011では様々運用方法の可能性があると思いますが、
    インストールするS/W、商用利用と取られる運用では、どこかでライセンス違反になる
    可能性がありますので、お互い気を付けましょう。
 

◆ハードフェア製作の課題

現在、パフォーマンス重視ではないので、手に入ったDDR3-1066で対処していますが、低電圧で動く
DDR3-1333メモリがあるようですので、こちらへ変えて、気持だけ、電力、パワー改善位でしょうか。。。

◆変更履歴

・intel D510 6Gbpsで動作不良について更新。原因は、ホットスワップベイでした。(2011/8/21)

・オリオスペックさんのSFX電源蓋の評価版を入手できましたので、こちらを付けてみました。
 評価版なので、ケースによってはネジの干渉があるものですが、良い感じです。
 間もなく市販されるそうです。ミニPCでのケースMODのお助けになると思います。
 自分で切って作れるレベルの部品なのですが、皆ができるわけでないですから、こう言った
 小物パーツが揃うとACアダプタ化の幅が広がるでしょう。(2011/8/21)

iBASE965_BACK.JPG
 

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